苦境続きの東芝に思う事
長年、産業界に携わってきて、
重工業メーカーを親会社に持つ会社で、FAのITエンジニアとして働いてきたけれども
そんな産業界の裏側を見続けてきて常々胸の内に思うものがある
ブルーカラーと呼ばれ区別されている技術職や技能職は、
日々会社の為に一生懸命自分自身を磨き、操業や製品を改善し、トラブルを知恵や経験とアイデアで解決して支えているのだけれども
同じ様な意味では、ホワイトカラーで有る総務部に携わる人達も最低限な人員で過酷なオーバーワークを頑張っている
そんな状況に有るのに、
管理職や経営陣、名ばかり営業や名ばかり人事部の、どこに会社を頑張って支えようって意志が有るのだろう
少なくとも、本当に彼らはヌルイ
会社や組織をこんなに悪くしているのも彼らに大きな責任が有ると感じる
企業組織体に於いて、どこかの部門や管理経営要員にだけが責任を負わなければならないとは思わないし、企業組織体として連帯責任だと思うけれども
管理職や経営陣への権力集中と責任回避の無責任さには辟易している
本来、責任を担保して企業組織体をキチンと運営するのはどの様な立場に有る人間なのか
技術職や技術職、総務部が一生懸命に機能を果たせる様にサポートし企業組織体を潤滑に機能させる立場に有るのはどの様な立場に有る人間達なのだろうか
経営陣が頑張って無いとか責任を担保していないとかまでは言わないけれどヌル過ぎる
人事や営業が頑張っていないとかは言わないけれど責任の重さを理解しているのか
管理職とはどう有るべきなのか
今の企業組織体の運営は間違いだらけに見えて仕方が無い
本来、前線で与えられた任務を確実に遂行し目標を達成する責任を負う者と
後方支援に責任を負うもの、
戦略指揮命令に責任を負うもの
何事も正しく、役割分担に対して、
責任の所在が在らねばならないし、
権限の分散が正しくなされ、
権限の越権も有ってはならない
企業組織体って、厳しい言い方をすれば軍隊並の組織体系にならないとダメだと思うんだけれど
今の産業界では、巨竜達の企業組織体運営がズタボロな様に見えてならない
『下の者を見れば上に立つ者の質が判る』
その言葉の通りだと思う
今の産業界で、それを意識している企業トップはいるのかな。。。
単なる地位や名声を求める人間が従業員の上に立つのは本当に失礼だと思う
一生懸命に会社組織体の為に働いている人達の上に立つ人間には、それだけの道徳観と責任や権限の正しい観念を求められると思う
それが今の産業界や企業組織体には希薄に感じる
東芝はどこでそれらを失ったんだろうか
東芝に限らず、同じ様な状況に有る企業組織体は沢山有ると思う
ブルーとホワイトに価値観を分ける必要性も、その価値観も、俺には理解出来ない
みんな同じ会社の仲間、役割分担しているだけな事、総合力を出せない組織体に未来はないし、東芝の様に屋台骨が腐って折れる
何を大切に組織運営するべきなのか、企業トップがキチンと組織の生命線を押さえてシビリアンコントロール出来ていないと、腐るだけじゃないかな
下の者を見れば上に立つ者の質が判る
逆に
上に立つ者をみれば企業組織体の実態が透けて見えると思う
綺麗事をナレッジマネジメントに掲げる前に、目を背けている目の前の部下達管理職や部門の実態をキチンと、正す事が、1番最初のナレッジマネジメントでしょ。。。
組織体を正しく有る様に掌握出来ないでいて、企業運営も商売も出来ないと思うんだけれど。。。
企業が転んだ時のダメージは、責任の無い従業員や顧客や投資家や市場へまで及ぶ
散々ヌルイ事している管理職や経営陣、名ばかりの人事や営業が、本来有るべき意識へ改革すべきだと思う
みんなで総合力を出せていない様な組織体は、組織運営が既に腐敗していると考えて意識改革すべきだと思う
キチンと社内データを見れば一目瞭然な事だと思う
結局は、日本人の大和魂な意識が、企業組織体を健全に保つ、ひとつ目指す所しゃないかと思う
1人1人、役目を正しく責任を負い正しく権限を行使するだけ。
それが役割分担ってものだし、組織体だと思う
組織の私物化はもう辞めて、まとめて一掃して払拭されるべきだと思う
企業組織体は全ての従業員に取っての共有財産
私物化がアチコチで蔓延っている現状で、マトモに企業組織体が機能している筈は無いでしょ
ナレッジマネジメントって、そういう組織運営の澱みから目を逸らしちゃダメだと思う
目を背けていては健全な目標を設定、実績評価出来ないんしゃないかな。。。
企業の根底は、正しくトップダウンで定めた目標に掛かっている
濁った目でフィルタ掛かってたら、現状維持もしくは悪くにしかならない
いつか隠されている問題が噴出
産業界にいて、そういうのいつも見ている様に思う。。。